唯一生き残った人類。それが1属1種の存在として今、 地球上に生息する我々、ホモ・サピエンスだ。 しかし近年、大量の情報を持つ核DNAの解析が可能となったことから、 遥か昔に絶滅したはずの別の人類「ネアンデルタール人」の遺伝子を現代人も受け継いでいると判明し、その進化の過程はより複雑で多様である事がわかってきた。 今、飛躍的に進歩する古代DNA研究が、人類史の定説やこれまでの常識を大きく覆そうとしている。 人類はどこからきたのか?私たちは一体何者なのか? 10万部を突破した『人類の起源』の著者、国立科学博物館の篠田謙一館長を迎え、 古代DNA研究の最前線と新たな「人類像」、そして日本人のルーツに、落合陽一が迫る。